・上海でジブリの展覧会をしてるって本当?
・いったいどこでやってるの?
・どんな展示がされているか、見どころを教えてほしい!
今回はこんなお悩みにこたえていきます。
こんな方におススメ
- 上海在住の方
- お出かけ先を探している方
- 展覧会が好きな方
- ジブリが好きな人
この記事は、2024年10月現在、中国の上海市で開催されているジブリ展のことをご紹介しています。
今上海に住んでいて、お出かけ先に困っている人や美術館や展覧会など屋内施設へのお出かけが好きな方、またジブリ好きの方にとっては必見の内容となっています。
本記事を読めば、より楽しむことができると思います。ぜひ最後までご覧ください。
※ネタバレ注意!
展覧会の写真が出てきますので、
会場に行くまでどんなものが展示されているのか知りたくない人やネタバレが嫌な方は、
3.上海ジブリ展・内容
より先の記事を見るときは注意してください。
本記事は5分ほどでサクッと読めます。上海で開催中のジブリ展をしっかり楽しみたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
上海ジブリ展
スタジオジブリ公式の没入型アート展「吉ト力工作室物語(スタジオジブリ物語)」が2024年4月12日から10月31日までの約5ヶ月半の期間にわたり、上海国際傳媒芸術中心にて開催されています。
小さいころからジブリを見て育ったものとして、これは一度見ておかねばと思い、行ってきました。
同展には3つのメイン会場と24の展示エリアがあり、総展示エリアが2800平方メートルに達している大規模な展覧会となっています。
デジタルプロジェクターが多く使用され、実物展示とデジタル投影技術を結びつけて、「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」をはじめとするジブリの10大名作アニメの世界が再現されています。さらにはアカデミー長編アニメーション賞を受賞した「君たちはどう生きるか」の劇中写真も初めて展示されているのも見どころの一つです。
ジブリ展が開催されている場所はどこ?
◆場所
上海国際傳媒芸術中心 「吉ト力工作室物語」
◆住所
龙台路10号 国际传媒港2F cmg融媒电影院对面
◆アクセス
地铁11号線 龙耀路站2号口 徒歩250m
バス 1222、932、56区間
タクシーでの目的地 龙騰大道と面している出租車地点 or CMG融媒电影
↓駅からの行き方はこちらをご覧ください。
副館は1階、主館は2階にあります。
私たちは駅からすぐの階段を登らずに地上を歩いて行ったので、
先に副館に辿り着きました。
が、チケットを持っていないと副館には入れません。
まずは主館を目指しましょう。
開館時間
月~木 11:00〜15:00、15:30~18:00
金~日、祝日 10:00〜15:00、15:30~19:00
9/18、9/30、10/14、10/28は閉館。
チケット料金
チケットは「大麦」もしくは「大众点评」で購入できます。
料金はこちら↓
大人2人子ども1人 398元→298元
大人2人 356元→256元
大人1人 208元→108元
学生2人(学生証提示) 198元→19.9元 ※まさかの90%オフ!!
学生1人(学生証提示)109元
子ども 88元
※2024年9月13日大众点评より。他に記念品付や食べ物のクーポン付ものもありました。
9・10月は特別クーポンが発行されているようです。
特に学生さん。2人で行くとかなりお得です!
※時期により変動する可能性があります。ご注意ください。
↓※公式の金額はこちら
事前購入(大人1人) 128元
大人1人(月~木)158元
大人1人(金~日・祝日)198元
子ども(身長1~1.4m)88元
大人2人子ども1人(月~木) 358元
大人2人子ども1人(金~日・祝日) 388元
購入方法
開催初期の頃に行った友人から、
事前予約が必要だと聞いていたのですが、
私たちが訪れた時は事前予約不要でした。(8月下旬)
当日、入り口で大众点评から買うこともできました。
これから迎える中秋節や国慶節などの祝日期間は、予約したいと思う方もいるかもしれません。
ただ、大众点评では日付指定のチケットを買うことはできなさそうでした。
上海ジブリ展・内容
見どころ
没入型アート展として、スタジオジブリが作品の世界を展示するのは今回が初めてです。
この試みについて、ジブリの西方大輔執行役員は、「これまで皆が映画を通してジブリの作品の世界を理解していたが、この没入式のアート展で全く新たなチャンネルを作りました」と話したそうです。
没入型アート展とは、最新のテクノロジーを駆使して、訪れる人々がまるでその世界に入り込んだかのような体験を提供する展覧会のことです。壁や床、天井などに高精細な映像を投影し、特別な音響効果を組み合わせることで、視覚や聴覚を通じて没入感を味わえるのが特徴です。
それを象徴しているのが、建物の入り口近くに立っている巨大なトトロです。
トトロが差しているのは中国蘇州風の赤い油紙を張った傘で、中日文化の友好交流が象徴されています。
他にも日本と中国の文化をうまく融合させたものがありますので、気になる方はぜひ会場に行ってみてください。
館内案内
主館はこのようになっていました。
別館は、千と千尋の神隠しが主な舞台となっています。
上海ジブリ展・会場案内
本館二階
主館の入り口近くに巨大なトトロがいました。
トトロは中国では「龙猫」(龍猫)と呼ばれています。
高さが6メートルにも達するトトロはとても可愛くて、さつきちゃんやめいちゃんみたいに飛びつきたくなっちゃいました。
トトロの横にあるバス停の名前が「稲荷前」の代わりに「上海駅」になっているのも面白い。
また、トトロが差している傘は中国蘇州風の赤い油紙を張った傘だというのもこだわりポイントだそうです。
入り口でチケットを提示して入場します。そのとき、手の甲に透明のスタンプが押されました。別館に入場するときに必要になるようです。
最初のテーマは「風の谷のナウシカ」です。
本や壁にはプロジェクションマッピングが投影されています。
壁に映された王蟲の目の色が変わったり、金色の触手(?)が出てきたりして、次々と変化する王蟲の様子に私は大興奮でした。
続いて「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」「紅の豚」の展示があります。
このあたりは人も多く、写真を撮るのも一苦労でした。
続いて高畑勲監督の「かぐや姫の物語」や「火垂るの墓」の紹介がありました。
その先には息子が楽しみにしていた「となりのトトロ」猫バスのフォトスポットが。
私たちは日曜日に行ったのですが、結構な行列で、列の最後尾あたりには「ここから写真撮影まで50分」の看板が。
というのも、中国の方(特に若い女の子)は写真を撮るのが大好きで、記念撮影の時は2,3枚では終わらないことが多いです。ポーズやシチュエーションを変えてたくさんの写真を撮るので、なかなか順番がまわってきません。
実際には50分もかからないような感じはしましたが、並ぶのが嫌いな私たち家族は猫バスとの写真を断念したのでした。
続く「もののけ姫」のエリアでは、綺麗な映像とその投影技術に時間が経つのを忘れて魅入ってしまいました。
他にも「ハウルの動く城」や「崖の上のポニョ」のフォトスポットもあり、たくさん写真を撮って楽しみました。(中国の女の子のことは言えないかも・・・)
本館三階
次はエスカレーターで3階へ。エスカレーターホールから「君たちはどう生きるか」の世界観が始まるのですが、実は映画をまだ見ていない状態で展覧会に行ってしまったので、楽しみが半減だったと思います。もちろん、映画を見ていなくても十分楽しめたんですけどね。
息子は「マリオのテレサみたいだね~」なんて言っていました。
とは言え、これから行かれる方は先に映画を見てから行くことをおススメします。
中国でも上映していたけど、まだ見られる映画館はあるのかなぁ~?
「君たちはどう生きるか」のエリアを過ぎると、ジブリパークや三鷹の森ジブリ美術館の紹介エリアになります。
別館
主館の入り口でチケットを確認された後、手の甲に透明のスタンプが押されました。
別館に入場するときには手にブラックライトを当てて、スタンプを確認される。
↑別館に先に入れない理由
中はちょっと薄暗い照明なので、怖がりの子や小さなお子様連れの方はご注意ください。
ここでは「千と千尋の神隠し」の世界が広がります。
まずは入ってすぐに、カオナシとのフォトスポットがあります。
湯札を購入して願い事を書いてカオナシに渡すこともできるようです。
※購入した湯札は要返却。
千尋の両親が豚になってしまった飲食店が再現されていて、まるで気分は千と千尋の神隠しの舞台に入ってしまったよう。
食べ物を食べないように気を付けないとね。
レストラン
別館を出てしばらく駅方向に進むとレストランがあります。
ここでは、ジブリの映画に出てくるおいしそうな料理が再現され、実際に食べることができます。
フードコートのようになっていて、入り口から左奥に進んだところにあるカウンターで注文をし、各お店から食べ物を受け取ります。
テーブルが少ないので、時間帯によっては座れないことがあるかもしれません。
ポニョのラーメンやさつきちゃんのお弁当などおいしそうなメニューだったのですが、おやつの時間帯だったこともあり、我が家はアイスだけの注文となりました。ちなみに、アイスは普通の美味しいアイスでしたよ。(写真には載っていない)
お土産
別館の右奥、油屋の絵の左側にお土産屋さんの入り口があります。
大体のものは日本やどんぐり共和国で買えそうな感じがしましたが、中国限定のグッズもちらほらとありました。
私たちは中国限定(たぶん)のポストカードを購入しました。
上海ジブリ展・周辺施設案内
龙耀路駅周辺の施設
地铁11号線 龙耀路站周辺には、Gate M 西岸梦中心やAI PLAZA 西岸凤巢というショッピングセンターやcmg融媒电影院という映画館もあり、ジブリ展の前後に訪れるのも良さそうです。
特に子連れの方は、AI PLAZA 西岸凤巢 の中にある、奈尔宝儿童科技馆という科学技術館は子供心をくすぐる感じで楽しそうなので、ジブリ展と一緒に行ってみても。
行ってきた感想
上海で開催されているジブリ展に行ってみて、改めて、ジブリが作る映画は世界中で愛されているんだなと感じました。没入型の展覧会は初体験だったのですが、映像と音楽によって、映画の世界に迷い込んだような気持になれるのが魅力の1つだと思います。
大人から子供まで、ジブリの映画を見たことある人にとってはとても楽しめる展覧会だと思います。
注意したほうがいいこと
- ジブリの主要作品を事前に見ておくと、より楽しむことができる。
- 本館から別館に向かう時、階段を下りる必要があった。
足が不自由な人やベビーカーでご来場の方向けのエレベーターがどこにあるかすぐにわからなかったので、少し不自由かもしれません。 - 写真撮影待ちの時間が長い可能性大
- 館内に飲み物を持って入ることはできない。入る前に回収される。
- 館内にトイレは無い。(本館から別館に行く途中にあった。)
必要な方にこの情報が届きますように。