ご覧いただきありがとうございます。
上海でのインター系幼稚園比較を学校別に行っています。
第二回目は「HQIS」と呼ばれることの多い【上海虹橋国際学校】をご紹介します。
Shanghai Hong Qiao International School
上海虹桥国际外籍人员子女学校
<HQIS>
こちらの学校には、主に日本人の学生・園児に向けた「日本人部」と一般的なインターナショナルスクールの「インター部」の2つがあります。
※追記)2024年5月現在、ウッド幼稚園という幼稚園が施設内に併設されていて(聞いた話ではHQISに吸収された)、3つの幼稚園があるそうです。ウッド幼稚園の情報はまた追々。
基本情報はこちら。
施設名:上海虹桥国际外籍人员子女学校
所在地:上海市長寧区伊犁南路218号(浦西・古北エリア)
最寄り駅:地下鉄10号線 ’伊犁路’站
HP: 日本部▶HQIS日本人小学部 (hqis-jp.org)
国際部▶Shanghai Hongqiao International School | Excellence since 1997 (hqis.org)
Tel: +86 21 62689773
email:admissions@hqis.org
日本人部とインター部は入学時期や指導言語など教育プログラムが異なります。
それぞれご紹介します。
<日本人部>
小学生(G1~G3)を対象とした日本人部の小学部が2023年に新設されています。
ホームページは現在作成中のようで詳細は未掲載です。
興味のある方は直接問い合わせをしてください。
以下、日本人部の幼稚園部についてご紹介します。
※新学年の開始時期は、日本と同じで4月からはじまります
- どこの国の教育方針か。(教育プログラム/カリキュラム)
→日本 - 教授方式/受験できる統一テスト
→記載なし - 指導言語
→日本語・英語・中国語 - 学生数(1クラス当たりの人数や1学年の人数)
→1クラス18人。
- 国籍割合
→99%日本人 - 1クラス当たりの先生の人数
→2名体制保育(外国人1名中国人1名)+サポート?の先生
- 対象年齢
→4月1日時点で満5歳になるものはその年の4月より年長児として入学できる - 立地
浦西・古北 - 年間学費(2024-25年度)
学費に関してはホームページ上に記載がなかったので、私が2023年2月に調べたときのものを記載します。現在のものと異なると思いますので、気になる方は問合せて確認してください。
あくまでも参考程度に見ていただければと思います。
保育料:10,000元/月
申込登録料(出願料): 2,000元/人
園帽子50元、連絡帳一冊20元、教材費2,000元(年間)
年長児一人当たりに必要な金額
申し込み時に必要な金額 2,070元
【出願料 2,000元+園帽子50元+連絡帳一冊20元】
年間必要経費 122,000元
【年間保育料 120,000元(10,000*12)+教材費2,000元 】
- 言語サポート
→サポートあり - 送迎バスの有無
→有 - ランチの有無(アレルギー対応)
→有
ナッツや甲殻類を含む食品は提供されません。
健康的な食生活を促進するため、炭酸飲料は提供されません。 - 日本語対応の有無
→有
<インター部>
- どこの国の教育方針か。(教育プログラム/カリキュラム)
→アメリカ - 教授方式/受験できる統一テスト
3歳〜12歳:IBプログラムのPYPを提供
13歳〜18歳:Common CoreプログラムとAPCoursesを取り入れている
IB:International Baccalaureate
AP:Advanced Placement
ACT:American College Test、
SAT:Scholastic Assessment Test、
- 指導言語
→英語 - 学生数(1クラス当たりの人数や1学年の人数)
→幼稚園は1クラス18人。G1からは25名
年長クラスは3クラス(2023年2月時点)
この時日本人は学年に1人だったそうです。
- 国籍割合
→4~5カ国の子供が在籍(2023年2月時点) - 1クラス当たりの先生の人数
→2名体制保育(外国人1名中国人1名)+サポート?の先生 - 対象年齢
→9月30日時点で満6歳になるものはその年の8月よりG1として入学できる - 立地
浦西・古北 - 年間学費(2024-25年度)
申込登録料(出願料): 2,000元/人
入学金:15,000元/人
予約金(座席保証料):15,000元/人
EAL費(追加言語としての英語費用): 10,000元/人
※編入時のみ1回限り
スクールバス: 片道7,200元、往復9,900元
<年長児一人当たりに必要な金額>
申し込み時に必要な金額 42,000元
【申込登録料 2000元+入学金15,000元+予約金15,000元+EAL費10,000元】
年間必要経費 219,900元
【年間学費 210,000元+スクールバス 9,900元】
※制服代については不明 - 言語サポート
- 送迎バスの有無
- ランチの有無
- 日本語対応の有無
→これら10~13の項目については日本人部と同様ですので割愛します。
HQISの印象
HQISを調査して、私の感じた良い点はこちら↓
・日本語を話せる人がいる
・インター系の中で学費がお安め+割引制度がある
・新しい学校でこれから発展していきそう
・アットホームな学校
一番大きな魅力は、現在も進化を続けている学校であることだと思います。
創設は1997年、今の校舎に移転したのが2015年。
昨年からは日本人を対象とした日本人部が創設されましたし、ウッド幼稚園と提携して幼稚園部も充実している印象です。
年々進化を遂げていて、新しくて勢いのある学校だなと感じました。
日本人部は学年に1クラスと聞いたこともあり、現時点では生徒人数はそこまで多くない気がしていて、先生一人一人がしっかりと学生を見てくれる、アットホームな学校ではないかと思いました。
学費もインター系の中ではお手頃な方ですし、割引制度がいくつかあるのも良い点だと思います。
屋内プールがあるのも良いところだなと思いました。
随時学校見学を受け入れているようですので、ご興味のある方は一度見に行ってみてください。
最後に、EDUICさんでの紹介文を引用します。
全年齢でIB教育
HQISはフルIB校として、全学年でIBカリキュラムを実施している。虹橋地区在住家庭にとって、同エリアで幼小からIB教育を受けることができる点が魅力となっている。
キャンパスはIB教育の一部である環境エコを重視した設計となっており、生徒たちは学校生活を通して環境保全について学んでいる。虹橋地区という好立地
虹橋地区の日本人居住エリアにほど近い好立地(古羊路×伊犁路)。幼児や小学低学年のお子さまにとっては通学時間が短いことで、体調を崩さず、放課後の習い事に通う時間も十分に確保できる。
入学後の手厚い語学サポート
英語力がまだ不足している生徒に対して、昼休みや放課後に教師がマンツーマンor少人数の語学サポートを行っている。
入学時に求める英語力は高くないが、入学後は着実な学習が必要
入学時に求める英語力は他のインター校に比べて高く設定しておらず、教育方針に納得する生徒は幅広く受け入れようとする姿勢が見られる。
EDUICさんのホームページより抜粋
ただし、入学後は、しっかりとした学力&英語力を身につけていかないと、成績は厳しくなるので油断は禁物。
他のインター校にも共通に言える事だが、入学することを目標(ゴール)とせず、入学後にしっかりと授業についていける英語力を事前に身につけておくことが必要となる。
Hong Qiao International School∥ 中国(上海)在住日本人家庭向け教育情報サイト『EDUIC』 (eduic-sh.com)